北海道のアキアジシーズンが始まると、海岸線や河口には独特の高揚感が満ち、遠投によるウキルアー釣りから繊細なウキフカセまで、さまざまなスタイルのアングラーが集います。そうした多様化する釣法に応えるために開発されたのがシルバークリークAK120Hです。軽快な振り抜きと強力なバットパワーを兼ね備え、従来のフィールドだけでなくサーフエリアでも活躍するオールラウンド性が魅力の一本です。
シルバークリークAK120Hの特徴
シルバークリークAK120Hは、アキアジやカラフトマスを狙うために特化した機能を持ちながら、釣り場や釣法の幅を広げたモデルです。大きな抵抗がかかるウキルアー仕掛けを遠くのポイントへ確実に届けるために設計されたブランクは、軽快な振り抜けの良さを備えています。これによりサーフエリアでもロングキャストが容易になり、広大な沖の回遊ラインを狙った戦略的な釣りが可能になります。また、食い渋り時に有効とされるウキフカセ釣法にも対応し、状況に応じた柔軟なアプローチを取ることができます。
ロッドにはHVFナノプラスが採用されており、軽量化と強度向上を両立しています。密度の高いカーボン繊維にナノアロイテクノロジーを融合させたこの素材は、粘りとしなやかさを兼ね備えており、重量級のアキアジを掛けてからも主導権を譲らないパワーを発揮します。さらにX45構造によってネジレが抑えられることで、キャスト精度や操作性が向上し、ファイト時の安定感にも繋がっています。継部にはVジョイントを採用し、美しい曲がりと早い戻りを実現しており、長尺ロッドでありながら扱いやすい操作感が魅力です。
ガイドには耐久性を重視したステンレスフレームSICリングKガイドを搭載しています。アキアジ釣り場は人が多くトラブルも起こりやすい環境ですが、このガイドセッティングは糸抜けがよく、ナイロンラインはもちろんPEとショックリーダーの組み合わせでもトラブルが少ないのが特徴です。遠投性を高めつつ耐久性も確保されているため、フィールドを選ばず安心して使うことができます。
グリップ周りは実釣を前提に設計されており、グローブ着用時でも緩みにくいダウンロック方式を採用しています。さらに、サンマやソーダガツオなどのエサを扱う場面を考慮し、匂いや汚れを洗い落としやすいEVA素材を用いることでメンテナンス性を高めています。全体のデザインはシルバークリークらしいトラウトテイストで統一され、機能性と所有感の両立を実現しています。
シルバークリークAK120Hは、アキアジ釣りの進化に合わせて生まれた新しいスタンダードといえるロッドです。ウキルアーの遠投からフカセの繊細な誘いまで幅広く対応し、力強いファイトにも余裕を持って挑める性能を備えています。サーフでも港湾部でも活躍し、北海道の秋の釣りをさらに楽しく、そして攻略的なものへ導いてくれるでしょう。
シルバークリークAK120Hのインプレ
ダイワのシルバークリークAK120Hのインプレがあるのかチェックしました。

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