バスフィッシングが高度化し、軽量ルアーでの繊細なアプローチがますます重要になっている今、キャスト精度とレスポンスの高さは避けて通れない要素です。26スティーズ SV ライト TWは、その要求に対して極めてストイックに作り込まれた“ライトバーサタイル”リールとして誕生しました。軽量ルアーが矢のようにまっすぐ伸びていく低弾道キャスト、複雑なアプローチを可能にするアキュラシー性能、そして太糸を使ったパワー面までバランスよく対応できる幅広さを備えています。軽さだけでなく、ライトリグを武器に本気で結果を求めるアングラーにこそ、このモデルの真価を感じ取っていただけます。
26スティーズ SV ライト TW の特徴
26スティーズ SV ライト TWの中核は、新たに設計されたφ32mm SV LIGHTスプールです。従来モデルから巻糸後のスプール重量を約14.8%軽量化し、低慣性化も22%向上したことで、立ち上がりの速さが格段に進化しています。この高レスポンスが生むキャストはとにかく鋭く、軽量ルアーを低弾道で静かに射抜くようなアプローチを可能にします。これまでベイトフィネス機でしか成立しなかった釣りが、太めのフロロでも行えるようになり、カバー撃ちからフィネス寄りの釣りまで一台で対応できる“究極のライトバーサタイル”という名が相応しい仕上がりです。
このスプール性能をさらに引き上げるのがSV BOOSTです。スプール回転に合わせて二段階でブレーキが変化する独自構造が特徴で、初速のバックラッシュゾーンを素早く抑えつつ、中盤以降はブレーキを抜いて飛距離を伸ばす設計になっています。軽い入力でもしっかり伸び、無駄に力む必要がないため、プレッシャーの高いフィールドでも安定してポイントの奥へ送り込むことができます。オーバーハングやレイダウンの奥を攻める際にも、着水音を抑えながら距離を取りつつ狙えるため、スレた魚に強いアプローチが可能です。
ライン放出性能を担うテーパーTWSも欠かせません。従来構造より放出口が広く、特殊処理によって摩擦が減っているため、ラインが抵抗なく放出され、キャストフィールがさらに軽やかになります。SV BOOSTとの相乗効果でキャスト後半のひと伸びがさらに顕著になり、軽量ルアーの飛距離と直進性が向上しています。
内部構造にはHYPERDRIVE DESIGNを採用し、耐久性と巻きの滑らかさも大幅に向上しています。ハイパードライブデジギアの滑らかな回転、ハイパーダブルサポートの力強く軽い巻き、マグネシウムフレームがもたらす剛性の高さなど、高いレベルの基本性能がキャストや操作感の安定性に直結しています。中実ピニオンの採用でギア強度もアップし、高いギア比下でもしっかりした巻き心地が維持される点も魅力です。
ラインナップにはギア比7.8と9.2の2種類があり、特に9.2はハンドル1回転92cmとシリーズ最速の回収スピードを誇ります。撃ちのテンポを崩さず、また掛けた魚をカバーから素早く引き離す場面でも強力な武器になります。最大ドラグ力5kgのUTDと引き出しクリックも搭載されているため、ビッグバスとの緊張感あるファイトも安心して楽しめます。
160gという軽量ボディは一日中キャストを続けても疲れにくく、操作性の高い85mmハンドルとハイグリップノブにより、繊細なリグ操作からテンポの速い撃ちの釣りまでストレスなく扱えます。PEラインとの相性もよく、パワーベイトフィネスのような現代的なテクニックにも適しています。
26スティーズ SV ライト TWは、軽量ルアーを極めたいアングラーだけでなく、ライトリグを軸にしつつカバー撃ちや巻きの釣りまで幅広くこなしたい方にとって、非常に完成度の高い一台です。低弾道キャストのキレ、後半の伸び、そして太糸も扱える懐の深さ。これらすべてが融合したことで、ライトバーサタイルという言葉がより実戦的な価値を持つようになりました。プレッシャーの高いフィールドを相手に、これまで届かなかった一手を実現させるリールとしておすすめできるモデルです。
26スティーズsvライトtwのインプレ
ダイワの26スティーズsvライトtwのインプレがあるのかチェックしました。

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