海外遠征という非日常の舞台で、アングラーが直面する過酷な状況や予期せぬトラブル。そのすべてを想定して開発されたのが、シマノのキャプチャー163H-5です。圧倒的なタフネスと機動力を備えたこのマルチピースロッドは、ジャイアントバスやバラマンディ、ピーコックバスといった巨大魚に真正面から挑むための一本。手荷物として機内に持ち込める仕舞寸法と、現地で確実に魚を獲るための「折れない強さ」を追求した、まさに遠征専用設計のヘビーデューティーモデルです。
キャプチャー163H-5の特徴
キャプチャー163H-5は、5ピース構造を採用したショートレングスのバーサタイルモデルです。パワークラスはH(ヘビー)に位置づけられながらも、キャスト性能やルアー操作性にも優れ、特にバズベイトやフロッグといったウィードレスルアーをカバー周りで使用するシーンで、その真価を発揮します。強めのティップはルアーがスタックしにくく、カバーから魚を引き剥がすためのバットパワーも申し分ありません。
輸送時のトラブルを想定し、ロッドは過剰とも言えるほどの剛性を確保。複数の継ぎ目を持つマルチピース構造でありながら、各セクションの設計を最適化することで、ワンピースロッドにも劣らない一体感と強度を実現しています。仕舞寸法はスーツケースに収まるサイズに設定されており、航空便での移動におけるロストバゲージのリスクを最小限に抑えることが可能です。遠征時における最大の課題である「運搬」と「信頼性」の両立が、このロッドでは見事にクリアされています。
ガイドセッティングも特筆すべきポイントです。大物とのファイトを想定して太いPEラインや100lbを超えるリーダーを使用するシーンでは、ラインの結束部にできる結びコブがガイドに干渉することでライントラブルが発生することがあります。キャプチャーでは、ベイトモデルにも関わらずすべてのガイドを大口径に設定。この工夫により、結びコブのスムーズな通過が可能になり、ストレスのないキャストとリトリーブを実現しています。
また、グリップ周りの構造にもアングラーへの配慮が光ります。ファイト時のホールド感を重視したロンググリップ設計により、安定したキャスティングフォームと快適なファイトが可能です。さらにラウンド形状のコルクエンドを採用することで、ロッドエンドが不意に跳ね返った際の肘への衝撃を緩和。長時間の使用でも疲れにくく、集中力を維持しやすい設計です。
キャプチャー163H-5は、あらゆる状況に対応する万能性と、極限まで磨かれた耐久性を備えた一本です。「どんな相手が来ても、このロッドがあれば大丈夫」と思わせてくれる確かな信頼感は、過酷な遠征の現場でこそ真価を発揮します。強さだけではなく、実用性と携行性を兼ね備えたこのロッドは、世界中の巨大魚を追うアングラーにとって、まさに頼れるパートナーとなるでしょう。
キャプチャー163H-5のインプレ
シマノのキャプチャー163H-5のインプレがあるのかチェックしました。
キャプチャー163H-5と言うロッド、ビッグベイトをミドルからショートで精度の高いキャストができ、また、トゥィッチングなどを駆使したルアーへの繊細なアクションの入力ができる、ショート系ビックベイトロッド… pic.twitter.com/sHmmhaEM4R
— 奥田 学 (@okuda_manabu) April 20, 2025
今日は陸から㊙️テスト
とにかく、投げる、操る、投げる、操る
を、ひたすらに繰り返しています
キャプチャー163H-5の操作性は抜群です#シマノロッド #ビックベイト pic.twitter.com/GixP2NZaMJ— 奥田 学 (@okuda_manabu) May 23, 2025

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