タフな状況下での渓流攻略では、狙いたいレンジに確実に到達し、なおかつその場で軽やかにアクションできるルアーの存在が大きな差になります。シマノ リフレイン45XS BOTTOM Specは、45mmの小粒ボディに6.2gという重量を組み合わせたエクストラシンキングモデルで、これまで届かなかった深いレンジの核心部を攻略するために生まれた一本です。小さなシルエットからは想像できないほどの飛距離とレスポンスを備え、難攻不落のポイントに対して新たなアプローチの道を開いてくれます。
シマノ リフレイン45XS BOTTOM Specの特徴
リフレイン45XS BOTTOM Specは、重量級でありながら軽やかに舞うハイレスポンスな動きを追求して設計されています。高比重タングステンウェイトと十分な空気室を確保したボディ構造により、わずかなシェイクにも素早く反応し、深いレンジでもしっかりアクションを伝えることができます。従来のヘビーシンキングとは異なり、浮力と重力の絶妙なバランスで動くことで、小粒サイズながら艶めかしいヒラ打ちを見せるのが特徴です。
6.2gというウェイトは深い瀬や淵、倒木が絡むような複雑なボトムレンジに素早く到達できる強みがあり、通常の50mmシンキングやヘビーシンキングでは押し返されてしまう流れでも安定して通せます。特に滝壺や堰堤プールなど、ルアーを送り込むこと自体が難しいポイントで真価を発揮し、アプローチ不可能だった一段下のレンジまで狙えるのが魅力です。また、太軸アイとロング8カン仕様により大物とのやり取りにも安心して挑める耐久性を確保しています。強度を高めつつも泳ぎが破綻しないボディバランスは、リフレインシリーズならではの完成度といえます。
さらに、小粒ヘビーのメリットはキャスタビリティにも現れています。風の影響を受けにくいコンパクトさと適度な重量が組み合わさることで、広い中流域でも高い精度と飛距離を実現し、ヤマメやアマゴのレギュラーサイズにも違和感なくアプローチできます。アルミ張りの定番カラーを中心としたラインナップは、強いフラッシングと自然な煌めきを兼ね備え、状況に応じたアピール調整もしやすくなっています。
シマノ リフレイン45XS BOTTOM Specの使い方
リフレイン45XS BOTTOM Specは、深場や複雑なボトムレンジを攻略したい時にまず投入したいルアーです。着水後は素早くレンジに入り、ただ巻きでもしっかり泳いでくれるため、まずは流れの強さに応じてレンジを合わせながら探るのが基本となります。強い流れの中でのトレースも安定しており、沈める速度と巻き取りのテンポを調節することで、狙いたい層を的確にキープできます。深い瀬ではドリフトで自然に流し込み、淵ではトゥイッチでヒラを打たせて食わせの間を作るなど、多彩なアプローチが可能です。
また、逆引きにも強く、厚く押しの強い流れの中でも泳ぎが破綻しないため、流芯を切り裂くようなアクションで魚にスイッチを入れることができます。警戒心の強い大物が潜むボトム付近では、細かなシェイクを交えながら艶めかしい動きを出すことで、思わず口を使わせることができます。小粒で目立ちすぎず、しかし深いレンジでしっかり存在感を出せる特性は、タフなコンディションほど効果を発揮します。
中流域の広いフィールドでも活躍し、飛距離を生かしたサーチ能力で効率よく魚を探すことができます。瀬から淵までフィールド全体を一つのルアーでカバーできる扱いやすさは、一本で多様な状況をこなしたいアングラーにとって心強い要素です。深場攻略の切り札として、そして中流域のメインルアーとして、リフレイン45XS BOTTOM Specは頼れるパートナーとなるでしょう。
リフレイン 45XS BOTTOM Specのインプレ
シマノのリフレイン 45XS BOTTOM Specのインプレがあるのかチェックしました。

コメント