渓流ルアーフィッシングの現場では、魚の活性が極端に落ちる場面やスレた個体が増える時期に、通常のミノーでは反応を得にくくなることがあります。Dコンタクトタイプ2は、そんな厳しい状況を打開するために開発された特別仕様のヘビーシンキングミノーです。水平フォールを軸とした独自のアクション設計と大きな慣性アピールにより、解禁直後の低活性期から真夏の高水温期、警戒心の強い秋のトラウトまで、反応が渋い魚にスイッチを入れる力を備えています。数年間生産が止まっていたものの、強い要望により2025年に復活した注目のモデルです。
Dコンタクトタイプ2の特徴
Dコンタクトタイプ2は、従来モデルよりも重めのウェイトを持ちながら、センターバランス設計によって水平姿勢でフォールする点が最大の特徴です。通常のDコンタクトがテールから沈むのに対し、タイプ2は揺らぎを伴う水平フォールを見せ、重いモデルでありながら沈下スピードが速くなりすぎない絶妙なバランスを実現しています。この揺らぎが弱々しく漂うベイトのような存在感を生み、追い気の薄い魚へ自然なアピールを行います。また、トゥイッチした際の動きは大きく、スレた魚にも刺激を与えやすい設計となっています。水温が下がり魚の活性が落ちた状況や、渇水によって流れが緩んだプール状のポイント、プレッシャーの高い人気河川、そして気難しい秋のヤマメなど、通常のアクションでは見切られてしまう局面こそがタイプ2の真価を発揮する場面です。ベースとなったDコンタクト秋のカラーラインナップを受け継いでおり、状況に合わせた使い分けもしやすい構成になっています。
Dコンタクトタイプ2の使い方
Dコンタクトタイプ2を効果的に扱うには、その水平フォールと大きなアクションを活かした誘いがポイントになります。まずキャスト後、ラインテンションを調整しながら揺らぎを伴うフォール姿勢をしっかり見せることで、活性の低い魚にアピールできます。トゥイッチを加えると通常モデルよりも大きな動きが出るため、流れの弱い区間や深場でも魚に存在を気付かせやすく、緩急の差をつけた操作が効果的です。渇水期やプレッシャーの高いポイントでは、スロー気味のアクションでじっくり見せることが強く、秋口のヤマメにはフォールとトゥイッチを組み合わせたメリハリのある動きが有効です。追いが悪い時ほどアピールの幅が重要となり、タイプ2特有の水平フォールとルーズなスライドが状況を打開してくれます。厳しい条件に強い一本としてタックルボックスに加えておくことで、シビアなシーンでも確かな選択肢を持てる頼れるミノーです。
Dコンタクトタイプ2のインプレ
スミスのDコンタクトタイプ2のインプレがあるのかチェックしました。

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