エリアトラウトの釣りにおいて、魚の視線を強く惹きつけるスライドアクションは、時に状況を一変させる力を持っています。ジャッカルのロミーは、その魅惑的なスライドアクションを武器に、広範囲を効率良く探りながらトラウトの本能を刺激するスプーンとして設計されています。レンジコントロールのしやすさや、ウエイトとサイズのバランスの良さにより、初心者から上級者まで扱いやすく、メリハリのある釣りを展開できるのが特徴です。
ロミーの特徴
ロミー最大の特徴は、名前の通り滑らかに横へとスライドするアクションです。リトリーブを止めた瞬間にふわりと広がる横移動が、逃げ惑う小魚のような軌道を描き、トラウトの捕食スイッチを刺激します。通常のスプーンでは出しにくい軌道変化を織り交ぜられるため、スレた魚に対しても新鮮なアプローチが可能です。
ウエイトは2.1gと2.4g、さらに3.1gと3.9gの四種類がラインナップされており、用途に応じて選びやすい構成になっています。軽量の2.1gと2.4gは、表層から中層をゆったり漂わせるような誘いに向き、スライドアクションを最大限に生かした食わせの釣りが展開できます。一方で3.1gと3.9gは飛距離を出しやすく、広いポンドや風が強い状況でも安定した操作性を発揮します。ボディサイズは31mmと37mmで、ウエイトに応じて最適化されることで、スプーン本来のアピールとスライド幅をしっかり確保しています。
フックにはe-hookシリーズを採用し、2.1gと2.4gは#8、3.1gと3.9gは#6 を搭載しています。これにより、アクションを崩すことなくしっかりとフッキングでき、強い負荷にも耐えられる設計になっています。カラーは全12色で、チャートグリーンヤマメやメイメツカラシなどの実績カラーから、放流狙いに効果的なオレキン、視認性を高めたい時に便利なサンセットまで、幅広いシーンに対応できるラインナップです。
ロミーの使い方
ロミーの基本的な使い方は、巻きの強弱とストップを組み合わせてスライドアクションを引き出すことです。一定速度で巻いた後に数秒止めると、スプーンが横へ滑るように動き、その瞬間にバイトが出やすくなります。特に中層付近では、トラウトが追尾してから食うタイミングを作りやすく、リトリーブに緩急をつけることでさらに誘いの幅が広がります。
軽量モデルはゆっくりと見せながら誘う食わせの釣りが得意で、魚が浮いている状況やプレッシャーの高い場面でも自然なアピールを維持します。重量のある3.1gや3.9gはテンポ良く広範囲を探れ、風の影響を受けにくいため、足場が高い釣り場や大型ポンドでも使いやすいモデルです。また、放流直後の高活性時には派手なカラーを、澄んだ水質ではナチュラル系カラーを選ぶとより効果的です。
ロミーは、ただ巻くだけでも十分な魅力を発揮しつつ、操作次第で多彩なアクションを生み出せるスプーンです。スライドの幅やタイミングを調整しながら、自分だけの誘い方を見つけていくことで、エリアトラウトの楽しみをさらに広げてくれるでしょう。
ロミーのインプレ
ジャッカルのロミーのインプレがあるのかチェックしました。
最近狙ってた山女魚。
放流に混ざっててカッコイイのが釣れた🐟#ジャッカル#ティモン#ロミー#リクーゼ pic.twitter.com/NyWOqVxdn4— 佐藤 祐希 (@jackll17672) October 25, 2025
着底後巻き上げからのスライドフォールでドンッ🫣
気持ちバイトでした🫰🫰#ロミー#ティモン#ジャッカル pic.twitter.com/8rdXwK7BXJ
— y.kadosawa_diary (@y_kadosawa) March 5, 2024

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