エリアトラウトのスプーン選びに迷ったとき、まず手に取りたいと感じさせてくれる存在がジャッカルのティアロです。数多くの実績と長い歴史を持ち、初心者からベテランまで幅広いアングラーに愛されてきました。シンプルで扱いやすい設計でありながら、高い釣獲力を備えていることから、まさにスタンダードと呼ぶにふさわしいモデルです。状況が読みにくい日や、魚のレンジが分からない場面でも使いやすく、オールラウンドに活躍してくれます。
ティアロの特徴
ティアロの最大の魅力は、変わらないスタンダードとしての安定感にあります。1.3g、1.6g、1.9gという扱いやすいウエイト展開で構成され、同じ22mmボディにウエイトを変えながらも、常に安定したアクションを維持するよう設計されています。これにより、魚のレンジや活性に合わせてウエイトだけ切り替えるストレスフリーな使い分けが可能です。
アクションは、しっかりとしたウォブリングを主体とした幅のある動きが特徴で、低速から中速まで安定した泳ぎを見せてくれます。水押しが程よく強いため、放流直後の高活性な魚から、食わせに意識したナチュラルなアプローチまで幅広く対応できます。搭載されるフックはe-hook #8で、吸い込みの良さとホールド力を両立しており、小さなバイトも確実に掛ける性能を備えています。
カラーバリエーションは全36色と非常に豊富で、ダイゴシリーズやイトカツシリーズ、ヤマメカラーからUV、グローまで幅広く揃っています。クリアウォーター向けのナチュラル系、濁りやローライトに強いアピール系、ボトム寄りの渋い状況にも馴染むダーク系カラーまで、あらゆるフィールドに対応できるラインナップです。状況に応じた最適な一枚が必ず見つかるという安心感も、ティアロの大きな魅力と言えます。
ティアロの使い方
ティアロの基本は安定したただ巻きです。低速でもしっかりアクションが出るため、スローな展開が求められる冬場や、プレッシャーが高いエリアでもしっかり魚を誘うことができます。1.3gは表層から中層のスローリトリーブに向いており、ふわりと漂うような存在感で魚に口を使わせます。1.6gは万能性が高く、レンジを問わずどんな状況でも安定した使用感を提供します。1.9gは沈下が早く、やや深いレンジや早巻きにも対応できるため、朝の高活性時には特に力を発揮します。
また、巻きのスピード変化に対して素直に反応してくれるため、軽いストップ&ゴーやテンションフォールを交えることで、より食わせの間を作ることもできます。アタリが弱い時はスピードを落とし、逆に魚が浮き気味ならやや速巻きでリアクションを狙うなど、細かな調整で釣果が大きく変わるスプーンです。
ティアロは、まさにエリアトラウトの基礎を身につけたいアングラーの教科書のようなスプーンです。どんな場面でも安定して結果を残せるその性能は、長く使い続けても飽きのこない完成度を誇ります。初めての一枚としても、レギュラーとしても頼れる存在であり、エリアフィッシングの楽しさを広げてくれるスプーンです。
ティアロのインプレ
ジャッカルのティアロのインプレがあるのかチェックしました。
昨日の東山湖で釣ったルアーとタックルはコチラ。
予選、2回戦はティアロ1.6g巻き上げとタップダンサー、さかさニョロで釣っていき、3回戦からは前日の放流魚を追いかけて中層クランク展開でした!パニクラMRは2グリ軌道変化多め、ブレイク手前で速度変化が数少ないバイトを誘発してくれました🙆 pic.twitter.com/XiyqeYDRzW
— 阿部 貴樹 (@kikirara522) February 10, 2025
昨日のサンクチュアリTIMON・X BRAIDカップでは予選の動かない放流魚にリクーゼ06の明滅系で。
準決の動き始めたタイミングからティアロ1.3のウズラが激ハマり!
決勝もそのままティアロ1.3とリクーゼ06のみで戦って、巻きで釣れまくりの楽しい大会でした👏🏻Tコネ60UL-Eと60SUL-Eがドンピシャ🙆 pic.twitter.com/AhrhnqT5aW
— 阿部 貴樹 (@kikirara522) December 8, 2025

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