ブングは、エリアトラウトにおける縦釣りという特殊なメソッドに完全対応したフォール系ルアーとして、多くのアングラーから信頼を集めています。小さなボディながら水中で極めて安定した落下姿勢を保ち、フォール中のわずかな違和感も排除する設計によって、低活性のトラウトにもしっかりアプローチできます。縦方向の釣りだからこそ必要となる繊細さと存在感の両方を兼ね備え、状況が難しい時ほど頼れるアイテムです。
ブングの特徴
ブング最大の特徴は、樹脂ボディと金属ウェイトを組み合わせた特殊構造により、常に金属ウェイト側が下を向いた安定したフォール姿勢を維持できる点にあります。まるでパラシュートがゆっくり落ちるような水平に近いフォールを実現し、余計な揺れを排除することでトラウトに違和感を与えません。直径の大きい軽量樹脂と小さな金属ウェイトの絶妙なバランスがこの動きを支え、フロントでもリアでもフック位置を自由に選べる点も扱いやすさを大きく高めています。さらに、透明性と塗装性に優れたABS樹脂を採用し、むき出しの金属部分には環境負荷の少ない亜鉛を使うなど、素材にもこだわりが詰まっています。浅い溝によってフロントフックの安定性が確保されている点も、フォール姿勢を美しく保つための工夫として魅力的です。ウエイトは〇四グラムと〇六グラムの二種類があり、水深や魚の反応に合わせた細かな調整が可能です。
ブングの使い方
ブングは縦釣りの基本動作であるフォールを軸に使用します。キャスト後はラインテンションを保ちながらゆっくりと沈め、そのフォール中に起こるラインの変化やわずかな重みの違和感を感じ取ってフッキングします。状況によってはフォール時間を長くして見せる時間を調整したり、ボトムに置いてからのステイ時間を変化させたりすることで、より効果的に魚の反応を引き出すことができます。〇四グラムは浅場やスローな展開で活躍し、〇六グラムは深場や活性が高めの魚をテンポよく狙いたい時に向いています。水中での視認性やアピールに優れたカラーラインナップも魅力で、クリア系の食わせカラーから強アピールのグローカラーまで幅広く揃っており、条件に合わせたローテーションが釣果を左右します。縦方向の釣りにおける繊細さと操作性を高めながら、多くの状況にマッチする使いやすさを両立しているのが、ブングの大きな魅力です。
ブングのインプレと使い方
ジャッカルのブングのインプレがあるのかチェックしました。
今日は、アルクスポンドへ🎣
スプーンでカラーローテーションしながらポロポロと釣れて得意のブングでプチ連発で楽しめました👍#アルクスポンド pic.twitter.com/6nyN9re9yK— 松本ヒデユキ (@jackallhideyuki) November 3, 2023

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