渓流で小型ミノーやスプーンを繊細にキャストし、ピンスポットへ正確に打ち込みたいアングラーにとって、SLXは扱いやすさと性能のバランスに優れた頼れるリールです。軽量ルアーを素早く立ち上げ、低弾道で狙った場所へ送り込む能力は、複雑な流れやストラクチャーが入り組む渓流ベイトフィネスのシーンで大きな武器になります。小型軽量ながらキャストフィールが滑らかで、操作性にも優れているため、渓流でのテンポのよい釣りを快適に展開できます。
SLXの特徴
SLXは、渓流で求められる軽量ルアーの扱いやすさを重視した設計が大きな魅力です。搭載されているMGLスプールⅢは、32ミリ径ながら幅を21ミリにナロー化したことで、スプール自体の慣性が大幅に低減されています。これにより、軽い力でもスプールが素早く立ち上がり、小型ミノーや4グラム前後のスプーンといった軽量ルアーでも安定したキャストが可能になります。渓流では、足元のピンポイントを狙うショートキャストから、開けたポイントでのロングキャストまで、シーンによって求められるキャストレンジが大きく変わりますが、SLXの低慣性スプールはそのどちらにも自在に対応してくれます。
加えて、SVSインフィニティの採用により、外部ダイヤルだけでブレーキ設定を細かく調整できるため、狭い渓流でのバックラッシュを避けたい状況でも安心して使い込めます。不意に風が抜ける谷間や木々に囲まれたキャスト空間でも、安定した伸びとコントロール性が得られることは渓流ベイトフィネスならではの大きなメリットです。さらに、SLXシリーズ初となるサイレントチューンが搭載されており、スプール回転時の微細な振動が抑えられ、キャストの初速から終盤まで滑らかさを感じられます。渓流でのテンポよいキャストを繰り返してもストレスが少なく、リズムよくルアーを通せることに貢献します。
ボディにはHAGANEボディが採用されており、小型リールでありながら高い剛性と耐久性を両立しています。渓流では足場の悪い場所でリールをぶつけてしまうことや、魚とのやり取りで急な負荷がかかることもありますが、SLXはそうした状況にも安心して対応できます。内部の高強度真鍮ギアはパワーの伝達性が高く、渓流トラウト特有の強い流れの中でのファイトでもしっかりと巻き取る力を維持してくれます。
自重190グラム前後という軽さも渓流での機動力を高めるポイントです。長時間のキャストを繰り返す渓流釣行ではタックル重量が疲労に直結しますが、軽量で握りやすいSLXならロッド操作がスムーズで、細かなルアーアクションもつけやすくなります。これにより、ミノートゥイッチやスプーンのリフトアンドフォールといった渓流フィネスに欠かせないアクションを繊細に演出できます。
渓流ベイトフィネスをより快適に、より自由に楽しみたいアングラーにとって、SLXは価格以上の価値を実感できるリールです。軽快なキャスト、確かな操作性、タフなボディを兼ね備えたSLXは、渓流での一投一投を楽しくし、攻めの釣りを後押ししてくれる存在となるでしょう。
24SLXのインプレ
シマノの24SLXのインプレがあるのかチェックしました。
24SLX入魂完了!#バス釣り#LAHM pic.twitter.com/VUHbJSwb8b
— 岩塩 (@ganen120) July 27, 2024
24slx、実売1.5万切るくらいの価格でこれは素晴らしい。一年これで通せと言われても可能な性能 pic.twitter.com/vHyToPlif1
— mrfj (@mrfj) May 18, 2024

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