渓流というフィールドは、狭さと変化の激しさが共存し、一投ごとに正確さと瞬時の判断が求められます。深いカバーの奥、落ち込みの脇、小さな反転流など、トラウトが潜むスポットはどれもピンポイント。そのわずかな隙を確実に撃ち抜くために必要なのは、軽量ルアーを自在に操れ、かつ安定したキャストを持続できるタックルです。25アルファスBF TWは、そんな渓流ベイトフィネスの実戦にこそ真価を発揮するリールとして設計されており、軽さと強さ、そして扱いやすさを高い次元で両立しています。
25アルファスBF TWの特徴
25アルファスBF TWの魅力は、渓流という繊細な環境においてもブレないキャスタビリティと操作性の高さです。最大の特徴となるSS MAGFORCEは、スプール径30ミリという大口径ながら驚くほど軽量なフィネススプールと相性が良く、軽い力で振り抜くだけでルアーが素直に低弾道で飛び出します。深いカバーの奥へ滑り込ませたい時や、岩の向こう側へ小さなプラグを送り込みたい場面でも、思い描いた軌道をなぞるように飛んでいく安定感が大きな武器になります。
また、スプール径の拡大によるデメリットを覆す軽さとレスポンスは、渓流特有の短距離キャストでもしっかりと体感できます。ピッチングから通常のサイドキャストまで、ブレーキの再調整をほとんど必要とせずにこなせるため、テンポよく遡行したい渓流では特に使いやすいリールです。狙ったスポットへ次々と投げ込める快適さは、テンポの良さが釣果に直結する渓流ベイトフィネスにおいて大きなアドバンテージとなります。
さらに、フルメタルハウジングによる高剛性ボディは、渓流のハードな使用環境にも強く、急流や障害物に近いポイントでのファイトでも安定した巻き取りを維持してくれます。パーミング側の薄型化によって手の中での収まりが非常によく、ロッドと一体化するような操作性の高さは、細かなトレースコントロールが求められる渓流ゲームにおいて欠かせない要素です。繊細なI字系プラグのスローリトリーブや、シンキングミノーの細かなトゥイッチなども、無理なく自然に行える点が魅力です。
ライン放出をなめらかにするTWSは、林道沿いや渓谷で生じやすい横風の影響を軽減し、バックラッシュを抑えることでストレスの少ないキャストを実現します。細いPEラインにも適性が高く、軽量ルアーの飛距離や操作性をより引き出してくれます。また、UTDドラグに引き出しクリックが搭載されたことで、走るトラウトの挙動を音で把握でき、細糸でのファイトでも安心して主導権を握ることができます。バイトからランディングまでをスリリングに楽しめる点も、このリールの魅力です。
ギア比は6.3と8.5の2種類が用意されており、渓流では手返しとラインスラック処理に優れた8.5が特におすすめです。テンポ良く撃ちながらテンションをコントロールできるため、流れの中に潜むトラウトを的確に誘い出すことができます。一方で、ミノーを流れに乗せてゆっくり送り込みたい時には6.3が扱いやすく、釣りのスタイルに合わせた選択ができる点も嬉しい仕様です。
軽快なキャストフィールと高い剛性、そして渓流という過酷な環境に馴染む扱いやすさを兼ね備えた25アルファスBF TWは、渓流ベイトフィネスをこれから始める方から、より細かい操作を追求したい上級者まで、幅広く満足させてくれるリールです。複雑な流れや狭いスポットへのアプローチが必要なシーンでも、その性能を余すことなく発揮し、渓流ゲームの楽しさをさらに広げてくれる一台といえます。
25アルファスBF TWのインプレ
ダイワの25アルファスBF TWのインプレがあるのかチェックしました。
アルファスBF TW × シルバーウルフEX72MLB-S
SLP WORKS の【SLPW MC(マシンカット)ゼロアジャスターセット】を装着しました。
スプールカラーに合わせて赤を、ハンドルナットは家にストックしていた黒アルマイトを選択。
気分が上がりますね~!#DAIWA #SLP_WORKS #PR pic.twitter.com/pr1ASV11wT— もりぞー (@morizo57) February 7, 2025
KyBow届いた。
今日の明け方まで釣り行ってたけど
寒さ戻ってしまったせいでぼうずでした。アルファスBF TWはめちゃくちゃ使いやすかった。
流石30mmスプールとssマグブレーキ
爆風でもバックラせず
設定次第ではノーサミングでも
普通に飛ばせるリール。 pic.twitter.com/rgFbDDeJfd— Tomo@Camp (@TomoCamping) March 31, 2025

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