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フィッシュマンのクローラ9.2L+のインプレ

広大なフィールドで軽量〜中量級ミノーをもっと遠くへ、もっと正確に送り込みたい——そんなアングラーの願いを満たすために生まれたのが、フィッシュマン クローラ9.2L+です。シリーズ最長となる9.2ftレングスは、ベンダバール譲りの風に強いキャスト性能と、クローラシリーズ特有の軽快な操作性を高次元で両立し、大河川や干潟、湖、サーフといった広範囲の攻略を得意とする一本に仕上がっています。

クローラ9.2L+の特徴

このロッドが真価を発揮するのは、8〜14cmクラスのミノーを使った釣りです。長尺ながら取り回しがよく、軽量ルアーでもロッド全体をしっかり曲げて押し出すキャストフィールが得られるため、向かい風の状況でも失速しにくく、狙ったスポットに射抜くようなアプローチが可能です。テイクバック時に大きく曲がるしなやかさを持ちながら、その収束は非常に早く、曲がった力を無駄なく前方向へ変換してくれるため、遠距離のピン撃ちにも強さを発揮します。

さらに、クローラ9.2L+のブランクスはただ柔らかいだけではなく、根元から全体の約7割ほどに芯となる強いセクションを配置しています。この芯は大きな負荷をかければしっかり曲がる設計で、パワーを溜め込んだ分だけ強烈な押し出しが生まれ、結果として飛距離の伸びにつながります。この特性は、名竿BRIST VENDAVAL8.9Mをライト寄りに調整したような仕上がりで、フィッシュマンファンが待ち望んだブランクスと言えるでしょう。

キャスト性能だけでなく、魚とのファイト時にもその設計が活きてきます。曲がりながらも芯が効いてくるため、強い流れの中で掛かった大型シーバスを的確にコントロールでき、足場の高いシチュエーションや強い流心の攻めにも安心して使えます。ライトゲームを超えたミノーイング全般に対応し、幅広いシーンで使える汎用性の高さも魅力です。

外観と操作性の面では、バット部は深いワインレッド、ティップ部は軽量化のため塗装を省いたアンサンドフィニッシュで構成されています。このティップの軽量化により先重りが抑えられ、9.2ftという長さを感じさせない軽快な操作性に貢献しています。搭載されたKガイドはチタンとステンレスを適所に組み合わせ、軽さと強度を両立した実用性の高いセッティングです。

グリップは感度の良いメタルフォアグリップを採用し、ルアーの振動や潮の変化を明確に伝達。細身のリールシートは握力を保ちやすく、長時間のキャストゲームでも疲れにくい仕様となっています。ロッド全体のバランスが非常に良いため、長尺ロッドにありがちなストレスを感じずに投げ続けられます。

ルアーウェイトは8〜40gと幅広い設定で、軽めのミノーからやや重めのシンキングペンシルまで対応し、PE1〜3号まで扱える懐の深い設計です。大河川のシーバス、干潟のヒラスズキ、湖でのトラウト、サーフゲームなど、ミノー主体のあらゆるスタイルにフィットする一本となっています。仕舞寸法104cmの3ピース構造で携行性も良好です。

クローラ9.2L+は、軽いルアーの飛距離と操作性を両立しつつ、大物とのやり取りも安心して楽しめる、まさに“ライトミノーイングを深化させるロングロッド”です。これまで届かなかったスポットへルアーを送り込めることで、釣りの可能性をさらに広げてくれる一本として、多くのフィールドで頼れる相棒となるでしょう。

クローラ9.2L+のインプレ

フィッシュマンのクローラ9.2L+のインプレがあるのかチェックしました。

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