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Fセレクトのインプレと使い方

渓流でシンキングルアーでは攻め切れない場面は意外と多く、特に浅場やボサ下、流れに乗せてじっくり見せたいシーンでは、着底リスクが常に付きまといます。スミスのFセレクトは、そんな状況を攻略するために生まれたスローフローティングミノーです。浮き過ぎず沈み過ぎない“ぎりぎりの浮力”に設定された独自のコンセプトにより、水中に絡む時間が長く、流れを利用した繊細なアプローチが可能になります。シンキングでは出せない自然な誘いと、フローティング特有のステルス性を兼ね備えた、新しいタイプの渓流ミノーとして高い支持を集めています。

Fセレクトの特徴

Fセレクト最大のポイントは、浮上限界ぎりぎりに設定されたスローフローティング性能です。わずかなテンションで水面直下に入り込み、着底のリスクを抑えながら長時間水中に留まることができます。Fセレクト51は約3〜4cm/秒、64は約5〜6cm/秒というスローな浮上速度により、浅い場所でも岸と平行に長くドリフトさせることが可能で、今まで攻めにくかったポイントで強みを発揮します。さらにタングステン重心移動機構の搭載により、軽量ボディでありながら大きな飛距離と安定した飛行姿勢を確保。ボディはフラットトップ、カットショルダー、フラットサイドといった複合デザインによって微入力でも生命感のある揺らぎを生み、狭いスポットでも無駄な移動をせずにアピールできます。これらの構造が生み出す緩やかなヒラ打ちと“ユラメキ”は、スレた渓魚に対して特に強い効果を持っています。

Fセレクトの使い方

Fセレクトの使い方で最も重要なのは、シンキングとは異なる水中での“滞在時間”を活かすことです。渇水時の浅い河川では、キャスト後に軽く潜らせたらドリフトでゆっくり流し、必要に応じてシェイクやダイブを加えて微速浮上をコントロールします。これにより根掛かりのリスクを抑えながら、自然な誘いを長い距離で演出できます。対岸のボサ下やオーバーハングでは、岸と平行に近いアプローチが可能になり、浮き上がりを調整しながらプレッシャーの少ない中層を攻め続けられます。細流のようにキャストが難しい状況でも、ダウンで流れに乗せて送り込み、ステイや逆引きを組み合わせて丁寧に探ることで大型の渓魚を引き出せるチャンスが広がります。追尾しても喰い切らない場面では、かけ上がりでアクションを止め、微速浮上の“間”を作ることで決断させることができます。Fセレクトは、従来のミノーでは攻めきれなかった浅場や難しい流れでこそその真価を発揮する、技巧派アングラーの頼れる相棒です。

Fセレクトのインプレ

スミスのFセレクトのインプレがあるのかチェックしました。

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