渓流のベイトフィネスは、軽量ルアーを正確に送り込み、流れの中で魚の反応を瞬時に捉える繊細な釣りです。その一方で、良型のトラウトが勢いよく突っ込む流れでは、リールには確かな剛性とトルクも求められます。21カルカッタコンクエスト100は、この繊細さと強さを兼ね備え、渓流ベイトフィネスという高度な釣りをより上質なものへと引き上げてくれるモデルです。丸型リールならではの精密な巻き心地と力強さを求めるアングラーに、渓流というフィールドでこそ選んでほしい1台です。
21カルカッタコンクエスト100の特徴
21カルカッタコンクエスト100は、金属ボディによる高い剛性を持ちながら、ロープロ化された形状によってパーミング性が大きく向上しています。渓流でのミノーイングでは細かいトゥイッチや流れの変化を感じながらの操作が欠かせませんが、このリールは手に吸い付くようなフィット感があり、精度の高いルアー操作が行いやすくなっています。丸型の力強さとロープロの扱いやすさを両立した、非常にバランスの良い設計です。
渓流ベイトフィネスにおいて特に重要となるスプール性能ですが、カルカッタコンクエスト100には低慣性のマグナムライトスプールIIIが搭載されています。33mm径・19mm幅というコンパクトなスプールは、3〜7gのトラウト用ミノーなど軽量ルアーでも立ち上がりが早く、短い距離のキャストでも素早くスピードに乗ります。木の枝が覆いかぶさるような場所での低弾道キャストや、アップストリームでのテンポよいキャストをストレスなく行える点は大きな魅力です。
加えて、カルカッタコンクエスト最大の特徴ともいえるインフィニティドライブが、渓流において驚くほどの恩恵をもたらします。流れに乗るルアーのわずかな抵抗変化や、水中の小さなストラクチャーの存在が手元に明確に伝わり、トラウトのアタックを逃さない感度を生み出します。巻き出しの軽さは、速い流れの中でのドリフトや、シビアなレンジコントロールを求められるシーンで特に活きてきます。
金属ボディによる圧倒的な剛性は、渓流で掛かった魚を主導権を握りながら寄せる際に非常に頼もしい存在です。流れの中で掛けた本流系の良型トラウトでも、リールが歪まず力をしっかり受け止めてくれるため、安心して勝負に挑むことができます。細いラインを使う渓流ベイトフィネスでも、この剛性があることでファイトに余裕が生まれ、より攻めたアプローチが可能になります。
21カルカッタコンクエスト100は、軽量ルアーの扱いやすさ、渓流での操作性、そして安心のパワーを兼ね備えた稀有な丸型リールです。美しい巻き心地と確かな剛性は、渓流という自然の中での釣りをより豊かなものにしてくれるはずです。繊細さと力強さを求める渓流ベイトフィネスアングラーにこそ、ふさわしい一台といえるでしょう。
21カルカッタコンクエスト100のインプレ
シマノの21カルカッタコンクエスト100のインプレがあるのかチェックしました。
午後イチの2時間釣行
川筋の濁りが取れたので本流のバス探し。
岸ベッタリな魚をショートピッチのクランキングで。52cm 2050g
【tackle data】
Rod ロードランナー HB630LL
Reel 21カルカッタコンクエスト100
Line ザルツブラック14lb
Lure ゼルクプティ pic.twitter.com/Vzic1MM1bD— 生田 佑介(Ikuta Yusuke) (@NamaofJapan) June 19, 2023
21カルカッタコンクエスト100 買った
素晴らしい pic.twitter.com/7FjEkpVkAl— すーちん (@harfon_9054) July 13, 2022
21カルカッタコンクエスト100は、マジで50番台のような持ち感だった。
ギア側に重心が片寄る感じも少なく、バランスも良好。 pic.twitter.com/QeLOVbraMw
— さんぐー (@macatic) March 9, 2021

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